暮らしと日々の幸せと。

何気ない幸せを大切に,家族と,お財布と,環境と,そして自分にもやさしい暮らしをしていきたいです。現実は理想通りではないけれど,何ができるか精一杯考えていきたいと思います。

使えますか?? 救急救命の素人だからこそ,ちゃんと知っておきたいAEDのこと。

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AEDの講習を受ける機会がありました。

AEDの実際の動作を見せてもらい,音声に合わせて救助活動の演習を行いました。

人形を使った胸骨圧迫の体験も。

 

病院外での心停止は年間およそ7万人,その95%以上が亡くなるそうです。

交通事故で亡くなる方(平成29年は約3700人)よりずっとずっと多いです。

 

『心停止』= 心臓が止まっている状態?どうやって判断するの??

と思ってしまいますが,

 

心停止=意識がなくて呼吸をしていない状態

 

と思っておいていい。

心臓の状態が見た目でわかるわけがないんです。迷っている場合ではないです。

 

まずは意識がないことを確認します。

両肩をたたきながら,『大丈夫ですか?』

最初は普通の声の大きさで,徐々に声を大きくして3回。

それで反応がなければ意識がない,と判断。

 

次に呼吸の確認。

10秒間,横から胸のあたりをみます。

 

 

意識がなくて呼吸をしていなかったら,次は

 ・大声で周りの人に助けを求める。『人が倒れてます!!』

 ・来てくれた人の一人に119番をお願いする。

 ・他の一人にAEDを持って来てもらうようお願いする。

 この時大事なのは,『誰かお願いします』ではなく

 『あなたお願いします』と名指しすること。

  誰か,だと自分からは動かないのが,そんな時の人の心理だそう。

 ・胸骨圧迫を始める。

  胸骨の下半分に手のひらの手首に近い部分を当てて,もう片方の手は上から組む。

  腕をまっすぐ胸に対して垂直にし,体重がかかるように。

  胸が5cm(子供の場合は1/3)沈むくらい,1分間に100回のリズムで。

  できるだけ中断しないようにAEDが到着するまで続ける。

  かなりの重労働なので,大人の男性でも一人でがんばれるのはなんとか1分。

  周りの人と協力して順番に交代しながら続けることが大事です。

 

AEDが到着したら,

 ・電源を入れるとAEDが指示を出してくれる。

 ・2枚のパッドを引き出して,体に直接,心臓を挟むように貼る。

  胸と脇,両脇,子どもの場合は胸と背中でも。

 ・AEDが心電図を自動計測してくれる。

 ・除細動が必要な場合は倒れている人から離れ,

  AEDの指示に従ってショックを与える。

 

救命できる確率は心停止を起こしてから時間が経つ程低下していきます。

大事なのは最初の3分

AEDの場所を知っておかないと,まず無理です。

公共の施設ではない場所ではAED設置がかなり限られています。

身近な人を助けられるよう,

ご自分の家の近くのどこにAEDがあるか,ぜひ確認しておきましょう。

 

…でも,講習会を受けても,全く自信ないです。

やっぱり悩んでしまうと思うし,頭が真っ白になってしまうと思います。

 

それでも,意識しているのと,何にも知らないのとではきっと違うと思う。

 

自分の身近な人が突然倒れたら?

心停止になったら?

そんな時に何もできないのは悲しいから。

少しでも多くの人がAEDを知って,少しでも多くの命を救えるよう,

ぜひ知ってほしいです。AEDのこと。

ぜひ講習会を受けて,体験してください。